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ガマ フォーエバーマーブルエボナイト デュアルトーン(GAMA ForeverMarbledEbonite DualTone)

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お久しぶりです。 文虫です。 前回の記事から1年半ぶりである事に衝撃です(笑) こんだけ、時間が空いてるにもかかわらず意外と今でも見てくれている方が多く、これは細々とでも続けねば!と思い立ち、久方ぶりに書いていこうと思います! (今後はちょっとマイナーだったり古いもの多めでいこうかと思います) 今回は知る人ぞ知るインドの万年筆メーカー GAMA! アイドロップタイプで総エボナイト製の男らしい万年筆です! ペン先はスチールに金メッキ 全長143mmと長さこそ普通ですが最も太いキャップ部は16mmと、かなり迫力あり。 迫力のある見た目に反して総重量は25.8gと軽量。 私はキャップをお尻につけない非ポスト人なので筆記時の重さは17.3gと非常に軽く、小ぶりな万年筆である ペリカンM400 とほぼ変わらないレベル。 しかしながらエボナイト特有のしっとりとした感触による物か、数値以上に重量があるような錯覚を私は覚えました。 アイドロップタイプ この万年筆の特徴としては(GAMAは全て?)直接軸内部にインクを流し込んで使用するアイドロップタイプである事。スポイトやシリンジなどでインクを軸にチューと流し込んで首軸を装着すればOK!(首軸の締め込みが甘いと少しずつインクが漏れてくるので注意) 便利か不便かは人によりそうですが、個人的にはそれほど不便はありません。それよりも 軸内部をフルに使えるのでコンバーターとは比較にならない程に大量のインクを溜めておく事ができる為、容量原理主義の方には最高なのでは? 書き味良好 総エボナイトでアイドロップタイプと古式ゆかしいGAMAのマーブルエボナイト。 肝心の書き味はひっかかりもスキップもなくインクフローも気持ち多めで大変優秀。 腰の強いニブにゆったりと出てくるインクは書いていて大変気持ち良い! スチールペン先なのでスチールらしい硬さはあるが全然不快ではなく、滑りの良いペンポイントと良好なインクフローが相まってずっと字を書いていたくなるペンです。 特徴的なマーブル模様 このForeverMarbledEbonite DualTone、実は預かりものなのですが国内流通が極めて薄く、なかなか入手できないようです。ペン芯含めて総エボナイト製で書き味良好なのでもし、見かける事があったら万年筆好きなら買う価値大だと感じました。 絶賛してばかりですが何が

ペリカン スーベレーン M400 茶縞(Pelikan M400 Tortoiseshell-Brown)

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こんにちは文虫です。 世間様はGWですがフリーランサーの私にはあまり関係無かったり・・・ それでもクライアントが休みの所も多いので多少ゆとりがでますね。 さて今日はペリカン、M400の茶縞ことトータスシェルブラウンです。 茶縞ことトータスシェルブラウン ペリカンの茶縞は過去に何度が限定販売されているのですが、見かける度に「欲しいなぁ・・・」と思い悩み、そんなこんなしているうちに毎度売り切れとなっていました。 今回はそうなる前に購入。やっとの事で初茶縞です。 きっとまた限定と言って茶縞を販売することと思いますが(笑) 念願の茶縞スーベレーン 茶縞は構造的には通常ラインナップのM400と違いはなく、カラーが異なるのみです。 同軸が茶縞である事はもちろんなのですが、首軸やキャップの黒色の部分も少しブラウンになっています。 独特の茶縞模様 M400なのでサイズはキャップ込みで12.5㎝前後と小ぶり。 その為、スーツのポケットなどだいたいのポケットに挿せるサイズで太さも1㎝弱と異物感もなく自然に携帯できます。 重さだってインクを入れても約16gと非常に軽量!これは使い勝手が良い。 オフィスなどでの実用観点でいくとM400(同200)クラスの大きさがベストでは? 軽くて小さくて勝手は最高 ニブは14金でトータスシェルブラウンの場合はバイカラーニブです。 ペリカンの場合は目立つペリカンマークと紋様が入っているので一見して スーベレーンである事がわかります。 カッコいいニブなので文虫的にはカスタムしたくなってしまいます。 (そのうちしよう!) ペリカンといえばこのニブデザイン さて肝心の書き心地ですが・・・ 箱出し状態ではあるのですが少々物足りない印象です。 金ペンらしい柔らかいコシはあるものの少しだけ筆記抵抗を感じる。 これはペン先がEFだからというわけではなくMでもBでも同様の傾向にあり、接地面積が大きいBのほうが幾分滑らかさは増すものの根本的な抵抗感が同じなのです。 わずかな筆記抵抗感あり 新品ゆえしばらく使用する事で変化しますし、調整する事でガラっと変わるですが第一印象って結構響く部分です・・・ ペリカンというブランドは万年筆ではトップブランド

ポルシェデザイン P`3135 ソリッド (PORSCHE DESIGN P'3135 Solid Titanium Pen)

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メリークリスマス! 最後の投稿から2年半も経過しており我ながら驚きました。きっと私の周りの重力が重くてブログと時間のズレが生まれたのかもしれません。 (一般相対性理論的言い訳) 最近は仕事に必死で万年筆で遊ぶ余裕があまり無かったものの久しぶりに心躍る万年筆を入手し、記事を書かずにはいられませんでした。 今回入手したのは大好きなポルシェデザインの万年筆 P’3135 Solid P`3135 SOLID このP’3135は日本での取り扱いが全く無い為、超レアな万年筆。 おそらく日本でP'3135のレビュー記事を書いたのは当ブログが初ではないかと思います。 日本のAmazonストアに2店舗ほど輸入代行の形で販売しているの見かけましたが、高額で納期も長く、もしハズレだと大変なので手がだせませんでした。 以前から存在だけは知っているものの、入手が結構難しく諦め気味でしたが、仕事関係の知人を通じてドイツ本国にて定価よりも安く入手する事ができました。 名前の通り、チタンの塊、”SOLID”から削り出してできたシンプルな意匠には、バウハウスの流れを汲むポルシェデザインらしいモダンさを纏っています。 造形美を感じるシンプルさ  チタンを削り出して作成された軸にはプラズマ研磨を施したのち、純チタンのPVDコーティングが施され、傷への耐性が高められています。 軸は薄い金色を帯びたチタン独特の風合いがあります。 ニブは18金ロジウム仕上げ。特に明記はされていませんが2011年以降のポルシェデザインの万年筆はペリカンが手掛けているのでこちらもペリカンが手掛けている物と思われます。付属のインクとコンバーターもペリカンの物でした。 (以前のPD万年筆はファーバーカステルが手掛けていました) Pelikan製と思われる18金のブロード(太字)ペン先 書き味ですが、特にひっかかりなどもなく非常にスムーズに紙面上を滑ってくれます。 ニブが短めのデザインなので硬そうな印象を持っていましたが、そんな事はなく金ペンらしい柔らかさが有ります。 ペンの重量が約48グラム。ポストしてない状態の 3110 や 3105 よりも重い。 メタル

ポルシェデザイン P`3105 ピュアブラック (Porsche Design P'3105 PureBlack)

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おひさぶりです。 文虫です。 2016年になって初の記事... 仕事の波も今月は少し落ち着いてきたので、超久々に記事の投稿をしてみたいと思います。 今回取り上げるペンは幼馴染の友人からお借りしているポルシェデザインのP'3105 ピュアブラック。 Porsche Design P'3105 PureBlack ポルシェデザインの特別モデルの万年筆。 ポルシェ911カレラ ブラックエディションを記念し、同モデルをモチーフとしてデザイン。 ボディはステンレスの金属軸にPVDコーティングを施しており、とにかく真っ黒な佇まい。 ニブ以外は全て黒 真っ黒過ぎて写真が撮りにくいです(笑) 万年筆で黒軸というのは定番カラーであり、取り立てて珍しくはないものの、ここまで黒一色というのは滅多に見かけません。 削り出しボディ+PVDコート マット仕上げにPVDコートが施された外観はクリップのビレット感と相まって、一見して金属軸と判るオーラを放っていますね。 よく見ないとい気が付かない、ポルシェデザインのロゴ カタログなどにはとくに説明はありませんでしたが、触り心地がサラサラしており サンドブラスト処理をしてからPVDコートを施したように見えます。 こういう細かい仕上げに手間をかける所がPDっぽいです。 樹脂軸にラバーコートでも似たような表現は可能だったのでしょうが、ポルシェデザインの アイデンティティがそうはさせなかったのでしょう。(ラバーコートは加水分解しますしね・・・) うっすらとレーザー刻印されたロゴもかっこいいですね。 ポルシェデザインといえばこのマーク(でも旧ロゴのほうが好き) 頭冠部にはPDのロゴが刻印されいてます。 一見するとクリップは固定クリップに見えますが、しっかりとスプリング式。 固定クリップに見えるほどクリアランスがきっちりとしており、ガタもなく、精度の高さ が伝わってきます。 またキャップの密閉度が高い様で半年放置しても書き出すことが可能でした。 (どんだけ放置してたんだよ!) 真っ黒ボディも特徴的なのですが、ニブも珍しい形状。 18K ロジウムコートニブ サイドの

ロットリング 800Series 0.5mm シャープペンシル (ROTRING 800 Mechanical Pencil 0.5mm)

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こんにちは 職場が暑くて死にそうな文虫です。 女性は本当に暑さに強いですね!防犯の為に 締め切って淀んだ空気の中ホットコーヒーにカーディガンとは! (苦行ですか!?) 男性陣はやはり暑いようで、休憩の度に用もなく 皆総出で外に出ている今日この頃。 (日陰の風が最高!) さておき。 今日は万年筆ではなく製図用のシャーペンを取り上げたいと思います。 ドイツ ROTRING 800 Mechanical Pencil 0.5mm ROTRING 800 Mechanical Pencil 0.5mm むかーしむかしの高校時代に基礎製図検定を取ったのですが その時に使用していたのがロットリングの製図セット。 その原体験の影響もあってか文虫はステッドラーよりも ロットリングのほうがなんとなくですが好き。 製図用らしい佇まい ・ペンの紹介 この800シリーズはロットリングのペンシルでも フルメタル+リトラクタブル機構を搭載したトップグレードにあたる。 最近はデジタルスタイラスとしても使う事ができる800+もある。 他にも製図用シャープペンシルとしては・・・ 廉価な樹脂ボディの300シリーズ 樹脂とメタルのハイブリッドな500シリーズ フルメタルボディの600シリーズ などがあります。 使用時(ガイドスリーブは根元から先端まで 約1cm) 格納時(全長が1cm程短くなります) ・ペンの特徴 ロットリングの製図用ペンシルの流れを持った6角軸のソリッドな作り。 固定の600と違い800は繰り出し式のギミックを搭載していてキチキチと ギミックを楽しむ事ができる。 適度なクリック感が心地いいので意味もなくキチキチしてしまうのが 悩み所(笑) 精度の高い切削加工によって口金部分のクリアランスは狭く ガタつきはほとんど気にならない。 ただ注意深く意識するとガタを感じ取る事はできる。 このわずかなガタつきが気になるなら600をオススメします。 スタイラスとしても使える800+はガイドスリーブを格納した状態で 使用することができる。それ以外はほぼ800と同じ。 もしもスタイラスとして800+を購入する場合はその設置面積の大きさに