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11月, 2013の投稿を表示しています

ファーバーカステル 伯爵コレクション ペルナンブコ(Graf Von Faber-Castell Classic Fountain Pen Pernambuco)

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今回は大切にしているの伯爵コレクションの紹介 私が持って万年筆の中では最も高価な部類になると思います。 「ファーバーカステル 伯爵コレクション クラシック ペルナンブコ」 Graf Von Faber-Castell Classic ちょっと本題の前にペルナンブコのお話・・・ 学生の時 チェロの教室に通っていました。 その時練習で使用している私の弓は、「フェルナンブコ」という木材でできている事を知りました。 その後専門店で弓を見ていると、安価な弓は素材がブラジルウッド、ブラジルボクと 表記されている事に気が付きました。 それなりに値の張る弓は、素材の欄にフェルナンブコと書かれている事にも気が付きました。 その時、初めてフェルナンブコという素材を意識しました。 そして 「素材の違いが質の違い、延いては価格の違いになっているのか」 そう理解した記憶があります。 実際はどれも同じ木の事だったんですよね(笑) 楽器屋さんの店員さんから教えて頂きました。 ブラジルボク(ブラジルウッド)の別名がフェルナンブコ(ペルナンブコ)というらしい。 ただ、チェロ弓でのフェルナンブコとはブラジルボクの芯材の事を指して使っているそうです。 ちょっと勉強になりました。 では本題へ。 ファーバーカステルの伯爵コレクション クラシックライン ペルナンブコ ブラウンのレザーマットとマッチ ファーバーカステルのデザインは美しい。 華やかすぎず渋すぎず、どこかコンサバティブな印象を与えてくれます。 きっと歴史と伝統に裏打ちされた物に宿る魅力なのかもしれません。 実はこのペンを買う際に、店頭でモンブランの149と悩んでいたのですが 「149は鉄板だし、ラインナップからは消えないよね?」という考えから ファーバーカステルを購入するに至りました。 購入から既に2年程度使用してます。 自身で気がついていないだけでしょうが、それほど経年変化した印象はありません 万年筆としては軸径は10.9mmと細め、一見、万年筆っぽくない印象です この細さはスーツやジャケットの胸ポケットへの収まりが非常に良く、スマートなので 使わなくても挿したくなるシルエットなんですよね。

ファーバーカステル カステル9000番 パーフェクトペンシル (FARBER-CASTELL Castell 9000 PERFECT PENCIL)

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急に寒くなってきましたね。 今回は初のエンピツ記事。 ボールペンや万年多の記事をいつも書いていましたが 鉛筆やシャーペン等も購入してますので、ちょくちょく記事に してみようと思います。 第1号は老舗ファーバーカステルの鉛筆です。 1905年に発表されたCASTELL 9000番 その9000番をモチーフにしたパーフェクトペンシルです。 100周年を記念しての限定モデル。 限定といってもまだ流通量がある様で比較的簡単に入手できます。 Castell 9000 PERFECT PENCIL キャップ天冠部が一回り大きく開くよう曲線を描き、これまでの伯爵コレクションの デザインを踏襲してます。 色はファーバーカステルのコーポレートカラーのグリーン。 私はこの深緑を「カステルグリーン」と勝手に命名しております(笑) そういえば、緑ってなんとなくブリティッシュっぽくて大人の印象がありませんか? (ファーバーカステルはドイツですけど) Bという事ですが、硬質で国産の鉛筆のBとは違う印象です。 Hi-uniを一式持っていますが、Hと同程度の硬度でした。 感触もパーフェクトペンシルはサラサラとしたドライな書き味。 Hi-uniはスルスルとしたどこか馴染みのある書き味。 書き味に関して言えばHI-UNIとかのほうが好みですが、ファーバーカステルの 伝統的な鉛筆を持って「書く」という行為と時間には、なんとも言えない心の豊かさ を書き手に提供してくれている気がします。 澄んだ気持ちになれます 単体で ・書く事(ペンシル) ・消す事(イレーザー) ・削る事(シャープナー) ・保護する事(キャップ) ・補助する事(エクステンダー) ・装う事(クリップ) これらを機能を全て備えている事からパーフェクトペンシルというわけですね。 パーフェクト! シャープナーはキャップ天冠部を引っ張る事で引き抜く事ができます。またシャープナー だけの交換をする事もできるようになっていますので刃が摩耗しても大丈夫です。 鉛筆本体は9000ですが、パーフェクトペンシル用にイレーサーがついています。 製品そのものの入手は簡単でもこのイレーサー付きのスペアペンシルの 入手がそれ程手軽ではないのが

パイロット カクノ 万年筆(PILOT kakuno FKA-1SR)

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最近発売されたパイロットのカジュアル万年筆。 kakuno 早速購入してみました。 色はグリーン 小学生向けに発売されたカクノ。 店舗ではブリスターパッケージに包まれた同商品が目立つ場所に陳列され 「今、推しています」 感があります。 試筆用のペンはまだ日が浅いにも関わらずペン先は痛みまくり・・・ というか曲がってるし・・・ 恐らく子供たちが壁や地面に突き刺したりしたのでしょう・・・(汗) とはいえ1,000円という低価格なので躊躇する事なく購入させて頂きました。 (パイロットのペン先を信用してますし) ブリスターパックを開梱すると簡単な説明書と黒のインクカートリッジが 一本が同梱。 ニブは コクーン と同じニブのようです。 コクーンと同型のニブ 私の主観となりますが、コクーン万年筆は非常に良い印象を持っています。 1,000円(kakuno)で3,000円(cocoon)の万年筆の書き味を堪能できるのは なんともお得感があります。 これなら色彩雫のインク毎に一本ずつ用意するなんて贅沢も夢じゃなくなりますね。 ちなみに 以前プレラの記事 も書きましたが、同じカジュアル万年筆プレラのニブとは違います。 書き味も同じMニブどうし比較してみたしたが明らかに違いました。 ついでに手元にあったインクの入ってる他の安価なカジュアル万年筆の Mニブどうしで簡単に書き比べてみました。 OTHOのは自分でカスタムしてます。 我ながらOHTO F-Mineは傑作(笑) プレラとカクノを比較するとプレラのほうが一段上のなめらかさでした。 (プレラは全く手をいれてません) ちなみにF-mineが一番良かったのですが、写真のF-Mineは研磨や 調整等、手をいれているので参考にはならいです・・・(汗) ノーマルのF-Mineはニブに安っぽい金メッキがされています。 研磨して剥ぎましたが、はるかにキレイになり高級感アップ!結果オーライ♪ でもノーマル状態だったF-Mineも良かったです。これも千円程度で入手できるので 万年筆としては強力なライバルですが、如何せんPILOTのKakunoとOHTOの F-Mineじゃ世間

オロビアンコ ルニーク スペリオーレ ストリッシェ(Orobianco L'unique Superiore Strisce)

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ひさびさの更新です。 今回はイタリアのバッグメーカー、「オロビアンコ」のボールペン、スペリオーレです。 私自身はオロビアンコのバッグは一度も触った事はないのですがボールペンは ちょっと気になったので購入してみました。 バッグブランドの筆記具なんてきっとそれほど良くないのでは? なんて私も思っておりましたが、手にしてみると、これがなかなかとしっかりしています。 リフィルがCROSSタイプのリフィルなのでもしかすると、CROSSとのOEM契約で製作 されているのかもしれませんね。 わからないけど… デザインはなんともドレッシー。 Orobianco L'unique Superiore Strisce 金と銀のギラギラしたコントラストはなんだかホテルやデパートの カウンターなんかにありそうな雰囲気を醸し出していますね。 この様なの華やかなデザインのペンはあまり男性は好まなそうですが 一本くらいあってもよくないですか? 胴軸中央にあるトリコロールリング イタリアといえばこのカラー この色分けはアルマイト処理っぽいですね。 リングがこれでもか!というくらいイタリア臭を放っています(笑) もし、このリングがなければカランダッシュとかスイスっぽいデザインにも 見えますが、このリングがあることで、簡単にイタリアンテイストになります。 それにしも胴軸全体にロジウムメッキによるプラチナコートが 施してあったりとコストかかっています。 キレイなメッキ処理 クリップ部には金メッキでコーティングしてあるようです。 光の反射におかしな歪み等もなく、入念に下地処理されていることが伺えます。 スプリング機構ではなく固定式の為、少々抜き差しが行い難かったのが残念。 ここはコストかかってもクリップ式にしてほしかった。 立体的なクリップ クリップ形状はどこか剣のようなデザインで非常に特徴的です。 ストライプデザインのせいかどこかバロックテイスト。 ペン芯は1.0mm 芯は回転繰り出し式。 しっとりとしたフィーリングで動きも良好でした リフィルはクロスタイプ リフィルの交換は胴軸を上下にゆっくりと引っ張れば引き抜く事ができます。 使用して