2013年6月22日土曜日

パイロット フリクションボール3 ウッド (PILOT Frixion Ball3 LKFB-2SEF-DBN)

今回は、当ブログでは初となるフリクションインクを
使用したマルチペン。フリクションボール3 ウッドです。

落ち着いたデザイン
同じインクで最も安価なものであれば200円程度で購入できますが、この
ウッドはフリクションでも高級バージョンにあたるモデル。

高級バージョンとはいえ定価で2,100円なのでボールペンとしては
そこまで高価でもないのでお手ごろ感がありあますね。

パイロットお得意の樹脂含浸カバ材
特徴としては、擦ると消えるフリクションインクを使用している点です。
これは摩擦熱を与える事でインクが無色透明に変化するハイテクインク。

フリクションインク自体は既にだいぶ知名度がありますね。
このペンはそのフリクションインクを使用した3色マルチペンです。

外観についてはウッドというネーミングがされているだけあって
グリップには木材が使用されています。
この木材はは樹脂含浸カバ材というパイロット製品にはよく使われている定番技術。

木材の色のバリエーションはダークブラウン、ディープレッド、ブラウンの3種。
以前ブログでタイムラインPASTのダークブラウンとディープレッドの2本のボールペンを
紹介しましたが、同じ色合いです。
ブラウンについては現物を確認できていないので機会があれば。
とりあげたいと思います。

スライドレバー式
方式について
芯出し方式は一般的なスライドレバー方式。このスライドレバー方式のメリットは
誰でもすぐに使える点。デメリットは安っぽく見える事でしょうか。

クリップについて
クリップは固定タイプです。しかし固定ながら良く工夫されているようで
それなりに柔らかく、胸ポケットにもしっかりと滑り込みます。
クリップを横から見ると中央部が絞られているのがわかります。
この絞りがしなりを作って柔らかさを演出しているのだと思います。

形状そのものも有機的なデザインで凝っていますね。

前回、ステッドラーのマルチペンの記事にてクリップのダメ出しをしたのですが
その反動もあって、このフリクションボール3のクリップの素晴らしさが際立ちます。


消せるって便利
筆記感について
筆記感についてはゲルインクだけあって滑らかでとても書きやすい。
リフィルの入手も容易で、ペン本体も多くの店舗で取り扱っているので
安心感のありますね。

数年前から職場のメモ帳のサイドには、フリクションBIZというボールペンを置いて
活用しています。この便利さは一度慣れると止められません(笑)
あまり高価じゃないのもポイントで、ある種最強の実用ペンじゃないでしょうか。

注意点
このフリクションインクは若干色味が薄いです。濃くないとダメな用途には不向きなので
注意しましょう。また公的な書類等には使用できないのでここも注意です。

オススメ!


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2013年6月21日金曜日

ステッドラー アバンギャルド ライト(STAEDTLER avant-garde Light 927AGL-SW)

前回アバンギャルドについて書きましたので、今回は
そのコンパクト版であるアバンギャルドLightを購入してみました。

アルミボディという点はスタンダード版と同じです。
ライトは単純にサイズがワンサイズ小さくなって、蛍光マーカーが
無くなったという点が異なります。

前回紹介したスタンダードモデルは残念な点が多かった為、ライト
は購入するかどうか迷いましたが、さほど高くもなかったので個人的な
コレクション的として購入してみました。

カラーはスノーホワイト

デザインにつてもスタンダード版と同様シンプル路線です。
違いとしてはスタンダード版はグリップ部が膨らんでいるのに対し
ライトはストレートとなっている点。またグリップ部にはディンプル加工が施されているという
2点です。

しかしこのディンプル加工は滑り止めの効果があるのかと聞かれれば
まず、「無い」と言えるレベルなので、デザイン上のアクセントといったほうが正しそうです。

Lightの文字が目印


塗装の質感について
このスノーホワイトは他の色とは一風変わっていて、陶器というか
ホーローのような質感です。これはなかなか気に入っております。
気になる方は一度店舗で質感を確認してみる事をオススメします。


問題のクリップ
クリップですがやはりスタンダード同様硬いです。
簡単には胸ポケットに収まってくれません。
かといって手帳のペンホルダーにもはまってくれません……
一体どこに留める事を想定したクリップなのだろう?
いっそメモでも挟めばいいのだろうか……


試してみたら紙を留めるにはピッタリでした(笑)


問題のリフィル

リフィルですがやはりスタンダード版と同じリフィルを使用しているのでNGです。
スキップ、カスレの嵐でストレスMAX!リフィル交換は必須ですね。

あとマルチペンでは良くある事ですが、リフィルが内壁に
あたって発するカチャカチャ音はこのペンも同様にあります。


とにかくインクが残念


今回もカスレやスキップが酷くてノートを書くのに苦労しました。
苦労ついでにどれくらいスキップや、カスレが起こるかをわかりやすくする為
横に直線を描いてみました。
書き出し時は100%スキップが発生、インクが出はじめてもカスレが
発生するのでハラハラしながら文字を書く事に……

結構ズタボロに書いてますが、ボディ自体は悪くないのでリフィルを
好みのものにさえ替えれば、ガラッと変わって愛着のわくペンだと思います。
生活の中でさりげなく活躍する一本というイメージですね。

友人に薦めるかと聞かれたら微妙ですけど(笑)


2013/12/05 追記
今年の10月に発売されましたジェットストリームプライムの4Cリフィルが
このアバンギャルドライトにも問題なく装着できる事を確認しました。

これで手帳ペンとして1軍入りさせる事ができますよ!
交換を強くオススメします!


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2013年6月20日木曜日

ステッドラー アバンギャルド (STAEDTLER avant-garde 927AG)

久しぶりの更新です。

今回は万年筆じゃなくマルチボールペン。
ステッドラー製のマルチペンは初めて購入しました。

デザインはシンプルでスマートな印象です。
私はナイトルブルーとブラストブラックの2本を購入。




素材はアルミを使用しているため、重量は約18gと軽量で
手に取ってみればその軽さが非常に良くわかります。
しかし、その軽量さ故に若干チープな印象も受けました。

塗装については基本的に全カラー艶消し塗装ですが、ブラストブラックだけ
他のカラーとは質感がかなり異なります。名前の通りブラスト処理をしたような
ザラつき感の強いマットブラック。
個人的にはこのブラストブラックは滑りにくく、汚れも目立たないので好みです。

ブラストブラック かなりザラザラ

ナイトブルー 質感はサラサラ


筆記感について
このペンは4種のマルチペンで
・黒
・赤
・蛍光オレンジ(マーカー)
・シャープペンシル
が標準で内蔵されています。

正直言って筆記感は最悪の一言。これは私の入手した2本がたまたまハズレ
だっただけかも知れませんが、カスレ、スキップ、マーカーに至っては殆どインクが
でないような状態。
お店に伝えて交換してもらう事を考えましたが、結局は他社製リフィル
に換装する事は揺るぎないので、そのまま使用する事にしました。

もしこのアバンギャルドを購入される場合は別途
他社製の4Cリフィルを用意する事を強くオススメします。

今回はストレスMAXになりながらノートを書きました。
いつも以上に殴り書きです。そして
1度書いた文字を何度も上からなぞって上書きしております(笑)

紙もボコボコになっちゃった……

またNGな点がもう一つあります。

ストレスMAXで書いたノート(字汚ねっ!)


それはクリップ
このクリップはスプリングのような機構は無く、爪で固定されているだけです。
それ自体は問題無いのですが、クリップがかなり硬くて
ペラペラの極薄生地でない限り、生地をクリップで挟めないのです。

今回、Yシャツの胸ポケットに挟もうとした私のアバンギャルドは
なんとクリップが外れて勢い良く飛んでいきました……

爪で引っかかってるだけの構造なので修理は簡単でしたがかなりの減点です。
また、アルミボディで4Cリフィル使用の振り子式というだけあって、胴軸から
発生するカチャカチャ音が結構派手でこれも、ちょっといかがなものかと
思います。

デザインは悪くないのですがインクといいクリップといい、まだまだたっぷり
改善の余地が残っているペンではないでしょうか。
同じ金額で国産マルチペンを買えば結構しっかりしたので入手できる事を
考えるとなおさらしっかり詰めてほしいものです。

もしこのペンを購入するなら是非リフィルを新油性タイプのものに
換装しクリップはオマケ程度に考えておくのが吉かと。


デザインは良いんだけどなぁー

なんだかんだ文句が多くなりましたが、デザインが好きで自分で工夫する
事ができる方であればオススメできるペンだと思います。

2013/12/05 追記
今年の10月に発売されましたジェットストリームプライムの4Cリフィルですが
このアバンギャルドに問題なく装着できる事を確認しました。

これでアバンギャルドを本命ペンにする事ができますね!


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2013年6月6日木曜日

パイロット カスタム845 万年筆 (PILOT CUSTOM845 FKV-5MR BB)

セーラーの寄木万年筆を買うつもりが
気が付いたら全然違うものを買ってしまいました・・・。

喫茶店で寄り道し、購入したカスタム845を愛でながら
「おっかしぃなぁ?こんなつもりじゃ・・・」と思いつつも
カートリッジの指したあたりから

「まぁいっかぁ♪」


という事で今回はカスタム845。

カスタム845 BB
カスタム845はPILOT製万年筆のフラッグシップモデルという位置付け。
軸材にエボナイトを使用して国産の蝋色漆で仕上げているそうです。


ニブは15号サイズなので大きく、18金のバイカラー仕様で高級感を感じさせてくれます。
美しい輝き
ニブ中央部がロジウムメッキされているデザインは
再メッキする際、マスキング処理が簡単なので個人的にも嬉しい。

稀にある、あまり凝ったメッキ処理とかは正直どうかと思うのです。
なんの為のメッキかと小一時間問いt(以下略)。

とはいえ、デザイナーさんが考えるメッキと技術屋が
考えるメッキでは、ベクトルが違って当然ですよね。

この辺りの事を考えると、「インダストリアルデザインとは?」
という方向へ脱線してしまうので、あまり考えないようにします。
考える頭もありませんしね(笑)


なんにせよ845のニブは美しいという事で!


今回購入した845の字幅はBB。
自分は高価な万年筆の場合、基本的に太めを選択する事が多いです。
理由はペンポイントが大きいと後から手をいれる際、何かと便利なのです!
偏磨耗の矯正、字幅の調整や修正等々・・・

正に大は小を兼ねる。

というわけですねー

その上大きいとルーペ越しの作業でも目が疲れにくいというメリットも(笑)

EFみたいにイリジウムが小さいと二進も三進もいかないケースがあるので……

上記の考えから
比較的安価な万年筆 → 細字から中字
比較的高価な万年筆 → 中字から太字
というパターンが私の場合多いのです。

キャップリング
キャップのダブルリング。
メーカーサイト等で明記はされてはいませんが、恐らく24金メッキだと思われます。
カスタムシリーズでも743以上のモデルは文字にスミ入れがされていますね。

漆仕上げ

特徴のURUSHIマーク。
金粉を使用しているので近くで見るとキラキラしています。

この漆ですが、国産漆の3重塗りとの事。

私は漆には詳しくありませんが、蝋色漆2回、透き漆1回なのか
それとも、蝋色漆3回の透き漆1回なのかはちょっとわかりません。

しかしどちらにせよ綺麗な仕上がりで縮みやシワ等は見受けられません。

どこか柔らかく感じる優しい感触です。
本漆を使用した工芸には興味があるのでいつか、
風呂を自作して自宅でチャレンジしてみたいもの。

クリップ部
クリップは他のモデルと比較しても特別高級というわけではなさそうですが
リング部の形状は、他のカスタム系と異なっています。
(同型の一位の木は同じ)

頭冠
845はベスト型なので頭はフラットな形状。
触った感触ではどうも頭冠部も漆っぽくもありますがエッジがたっているので違うかも?

↑追記:ウエスで拭き上げると頭冠部の所はキュッキュッと鳴り漆の部分はならない
 事から尾栓部と頭冠部は普通の樹脂と思われます。

CON-70ですが希少なカラー
手持ちの純正カートリッジを使用しているので付属のコンバーターは
使用していないのですがちょっと貴重な高級仕様です。

まさかの金?
このコンバーターは漆のような黒にPUSHという文字が金粉で描かれている様に
見えますが本物の金粉でしょうか?

うーん・・・
すみません。目が節穴の私にはわかりません。

ただのアクリル塗料のようにも見えます。
それともカシューとか?

というか小さすぎて目がしぱしぱしてきます。

書くのが楽しい
感想
筆記感はBBという事もあり非常にスイート。
滑るような筆記感が得られます。

しかし、BBは流石に日常使用には太すぎるので
「書く」という行為そのものを楽しむのが正しい気がします。
流石にこの太さに実用性を求めているユーザー様も
多くない気がします。

価格も国産としては高価ですがエボナイト&漆という
贅沢仕様は触る楽しみ提供し、所有欲も満たしてくれます。

これだけ良質で「楽しい」万年筆を提供してくれるPILOTは
やはり素晴らしいメーカーだと素直に思います。

買って失敗しない一本。


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2013年6月2日日曜日

パイロット プレラ 色彩逢い 万年筆 (PILOT PRERA iro-ai FPRN-350R-TLG)

パイロットのカジュアル万年筆 プレラ
そのスケルトンバージョン 色彩逢い(iro-ai)を購入したので
記録とレビュー。



PRERA iro-ai

このスケルトンバージョンは同社のインク 色彩雫(iroshizuku)との相性を
強く意識していると思われます。

という事で本来、色彩雫をいれるべきなのでしょうが、ペリカンのエーデルシュタインのボトルが
好きな私は、まだ未開封だったEdelstein_Aventurineを吸わせてみました。

もちろん他メーカーのインクの使用はメーカー保障対象外になりますのでご法度!
私はメーカーにお世話になるつもりは・・・以下略

このキャップどーおもいます?
デザインについては良くも悪くも国産的カジュアルといった印象です。
位置づけや価格的にもLAMYのsafariとぶつかる所ですがあちらは
カジュアルモダンな印象。

一言で表すなら

プレラ・・・かわいい万年筆
サファリ・・・オシャレな万年筆

という感じでしょうか。
国産メーカーのカジュアルは芋臭い印象ですが、個人的に
なんとも言えない安心感のあるデザインで好きです。
どこにあっても馴染むといいますか・・・。

ですがこのインナーキャップはいただけません。
せっかくのスケルトンなのに無粋な白色の樹脂がドーンとキャップの殆どを
占めている。これは大きく外観の印象を損ねている気がします。
透明だとインク汚れ等で汚くなる等の理由があるのかもしれませんが、それなら
せめてsafariのようにデザイン的工夫を施してほしかったです。


安心のニブ

ニブについてはなんの心配もしておりません。
いつものパイロットらしい素晴らしい筆記感。スチールニブらしい
ソリッドなしなりと、滑らかなペンポイントの滑り。
安定の品質ですね。

ニブ自体は以前記事にしました同社のコクーンと刻印以外は
ほぼ同じようですので、試してはいませんが互換性があるように見受けられます。
実売価格は概ね同じなのでさもありなん。
そう考えるとこちらはコンバーターが付属しているぶんお得感がありますね。


コンバーター(CON-50)が付属してるぶんお得かも?

ボディ自体はスケルトンなのですが、吸わせたインクの色が濃い為
透明感のある絵になっていません・・・。
淡色系のインクを吸わせたらガラリと華のある印象になるはずです。

またプレラは軸が太めで両端が平らないわゆるベスト型です。
これはきっとベスト型のほうが一般受けがいいからでしょう。

バランス型の万年筆は家内曰く「小説家みたい」だそうです。
一般的に万年筆そのもが小説家っぽいと思わがちなので
万年筆でバランス型で黒軸なんかだったりしたら
あだ名は間違いなく作家先生とかになりそうですね(笑)

色彩雫とあわせたい一本

感想
コクーン同様素晴らしい万年筆ですが、こちらは鮮やかなインクを使用したくなる
ようなワクワク感をくれる万年筆です。
同色系のインクで併せるのが良いと考えていましたが逆に違う色とあわせたほうが
カラフルで良さそうです。価格的にはsafariとかと同じではありますがこちらは
最初からコンバーターが付属するぶんお得かと。
またキャップの勘合の感触も良く、こちらはsafariよりもプレラのほうが上です。
金額的に同じなら常識的に考えても国産のほうがコストかかっている
可能性が高いのであたり前かもしれませんが・・・。

デザイン的にsafariじゃなきゃ!というこだわりが無ければ
こちらのプレラをオススメしたい文虫でした。


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2013年6月1日土曜日

万年筆ニブの再メッキに関して

当ブログの記事を読まれた方より
「所有している万年筆のニブにメッキしてもらいたいのですができませんか?」
といった旨のメールを頂きました。

わざわざこのようなブログを呼んで頂き
メールを頂ける事に感謝致します。

メールにてお話をお伺いした所、万年筆のペン先の
再メッキを安価で引受ける業者を探していたそうです。

宝石類であれば宝石店で引き受けてくれる場合は多々ありますが
万年筆のニブの場合、機能部品になるので後のトラブル等のリスクを
考慮するとハイリスクノーリターンなので嫌がる業者さんも多いと思います。
かといって店舗ではメーカー修理でニブユニット交換+工賃でかなりの
金額と時間がかかるケースも多いと思います。

これまで基本的に文房具繋がりで知り合った方のみ、万年筆の再メッキや
調整等を行っておりましたが、私は「万年筆を調整して30年」のようような
専門の教育を受けた調整師ではありません。

その昔工業部品やキャブレターニードルの調整や研磨で
得た技術を元に個人的に施工しております。
万年筆の場合、吹くのはインクですが(笑)

メッキに関しては、元々工業系人間という事もあり、機械部品及び
趣味で小物類に鍍金を施しているので一定の技術があります。
(その他 旋盤,フライス,NC,ガス溶接,アーク溶接,tig溶接,鍍金,各種研磨等々・・・)

そこで要望がありました、プラチナ仕上げ(ロジウムメッキ)及び
24金メッキ(※1)に限り、有料で万年筆ニブの再メッキを引き受けさせていただきます。

将来的に銀メッキやブラックロジウムメッキ及びバイカラーニブの
マスキングについても対応を検討したいと思います。
(ペン先の調整等も)

とはいえ本業もあり、自給換算するとボランティアみたいな
ものなのでどうしても日数を要してしまう点はどうかご了承下さい・・・。

また、品質を担保をする為にも以下の条件を加えさせて下さい。
条件については設備の変更、検証等の結果を踏まえ拡充させていきたいと思います。

☆事前の条件
①素地が14K 18K 21Kのニブのみ
 基本的に素材の材質が安定している金ニブに限定させて頂きます。
 14Kに関しては合金の組成により十分な密着強度が得られない場合があります。

②スチールニブへのメッキは基本的に不可
 メッキ可能な場合が多いですが、スチールニブは種類や組成が
 不明なものが多い為、基本NGとさせて頂きます。
 (やってみないとわからないのが正直な所なのです)
 SUS等で始まるの素材記号が明確な場合はご相談下さい。

③キサゲ加工、梨地加工等特殊な装飾が施されていない事
  装飾部への下地作りが十分に施せず、しっかりとメッキがのらない可能性がある為。
  (大丈夫な場合が多いですが念の為・・・)

④特殊ペン先でない事
 (セーラーのエンペラー パイロットのジャスタス等)
 部品点数が多く、下地処理にかかる工数や使用する鍍金量等から料金が
 高額になる場合が多く、サービスとして提供するのが現状困難である為。

⑤ペン芯や軸材が著しく劣化していない
 年代物の場合、樹脂そのものが劣化し、モーメントやせん断応力が
 加わった途端、靱性が失われている樹脂はクッキーのように砕けてしまう
 場合があります。
 その為 軸財やペン芯に強い劣化が見受けられる場合は
 申し訳ありませんがお断りさせて頂く場合があります。


⑥最長で1月程度のお預かりが可能である事
 本業はエンジニアである為、どうしても作業にかかれる時間が
 限定されてしまいます。また一個一個の素地のコンディション
 を確認しながらメッキ前の下地作りをコツコツする為、多くの
 工数を要してしまいます。
 そこで大変申し訳ありませんがお時間を頂く点はご了承下さい。
 作業の進捗状況についてはできるだけこまめにお知らせさせて頂きます。
 (最短の場合は4日程度)


☆ご依頼(見積もり)の流れ


①まずはメールフォームよりお気軽にご相談下さい。
 ・お名前
 ・連絡先(メールアドレス&電話番号)
 ・万年筆の製品名と状態(可能な限り詳しくお願い致します)
 ・ご要望 
 (例:メッキが剥げて傷も目立ってきたけど再メッキしてほしい)
 (例:金ニブにロジウムコートをしてニブの保護をしたい)
 (例:14金のニブに24金の厚メッキってできる?) 等々
  上記の4点をメールにてお知らせ下さい。
 (文房具のどうでもいい雑談を含めて頂くと喜びます)
 行き違い等ないようしっかりお話をお伺い致します。

②「文房具の虫」よりご連絡
 ご要望の作業の可否や費用等をメールにてご連絡させて頂きます。
 
③商品の万年筆を送付下さい
 発送先の住所をお知らせ致しますので発送をお願い致します。
 (破損防止の為、十分な梱包をお願い致します。)
 また事前にご連絡頂ければ直接万年筆のお持込も可能です。
 (工房は東京都大田区東糀谷めっきセンターの近くです)

④お支払い
 お見積もり時の料金のお支払いをお願い致します。 
 現在銀行振り込みのみ。

⑤作業完了報告&返送
 作業が完了しましたらご連絡させて頂きますので
 返送先の住所をお知らせ下さい。
 (事前連絡いただければ直接のお引取りも可)

 実際に作業をご依頼頂いた場合、返送にかかる
 送料につきましては「文房具の虫」で負担致します。


代金(カスタム742 10号サイズニブの例)
4,500円       下地処理 (研磨,活性処理,電解処理)
2,100円        ロジウムメッキ (レアメタルの相場価格により変動有り)
3,000円        首軸洗浄 (ペン芯含む)
800円          分解、組付け (ねじ切り部の勘合調整含む)
---------------------------------
合計   10.400円(税込み 10.920円)

上記の作業項目はニブ再メッキにかかるシンプルな例になります。
現状の状態、ご相談内容によって変動致します。
ニブ単体で送付頂ける場合は分解、首軸洗浄等の費用は発生致しません。

当ブログにて作業内容に関する記事、写真等の公開許可を
頂ける場合 お礼として1,000円お値引きさせて頂きます。m(_ _)m



傷消しとメッキ剥離作業中

剥離完了 表面が荒れた状態。これより各種磨きへ。

十分な磨き処理がされた状態 塗れた様なしっとりとした艶が特徴


電解脱脂等の下地処理完了

電解メッキ完了 ロジウムコート(プラチナ仕上げ)

安定したプラチナ仕上げ(ロジウム) 膜厚は約0.2μと厚め
更に厚くする事もできますがニブの場合オススメしません。