2013年12月25日水曜日

ソメスサドル&AMEX 革巻きボールペン (SOMES×AMEX LEATHER Ball Point Pen )

メリークリスマス!

今年も残す所あと僅かになりました。
クリスマスといえばプレゼント。

毎年誕生日にクレジットカード会社から、謎のプレゼントが届くのですが
いつもびみょーな物ばかりだったので、それほど期待はしていなかったのです。

でも今年は嬉しいサプライズがありました。


そう!まさかの文房具!

ソメス×アメックス

ソメスサドルとのAMEXのコラボモデルのボールペン。
これは嬉しい限り、ネットで調べても全く同じモデルが見つからないので
完全にオリジナルモデルなのかもしれません。

また色々絞り込み検索しても見つからないので
もしかすると今年からAMEXはその人の趣味趣向に合わせて
プレゼントをチョイスするようになったのかもしれませんね。

そのうちAMEXのサービスコンシェルジュが
「東のエデン」のジュイスのようになる日が来たりして(笑)

「ノブレスオブリージュ
今後も文房具の虫たらんことを」

なんて(笑)


脱線ついでに・・・
私は誕生日が12月なのですが、毎年クリスマスがくると
「誕生日」「クリスマス」「お年玉」が一まとめにされて
しまって、子供ながらに12月生まれを悔やんだ事を思い出します。

大人になると誕生日プレゼントを貰うなんてイベント自体が無くなるので
こういったプレゼントが貰えるのはとても嬉しいですね。

それにしても、ピンポイントでボールペンをくれるなんて、
やはりカードの使用履歴からプレゼントを選定してるのでしょうか?

さすがジュイスです。

では外観から。


シックなデザイン
馬具メーカーのソメスサドルのレザーを使用した革巻きボールペン。
外観は黒のレザーを使用しているという事もあって、ビジネスライクな雰囲気。

繋ぎ目も丁寧です
レザーは型押し牛革を使用していて滑りにくく、持ちやすいです。
人前に出しても恥ずかしくない出来栄え。

頭冠部
頭冠部にはソメスサドルの名前が刻印されています。
今までプレゼントには必ずどこかにAMEXのロゴマークが入っていたのですが
このペンにはどこにもAMEXのマークが入っていません。

AMEXのロゴが入ると急にノベルティっぽさがでて
嫌がる人がいたからかな?と邪推してしまいました。

個人的には目立たない所にワンポイントでAMEXと刻まれていたほうが
コレクター魂が刺激されて良かったのですが・・・

クリップ
クリップは固定式
サイズも小ぶりでポケットに挿した際に目立たないので職業的に目立つボールペンを
使用しづらい人にはいいかもしれません。

私はここはストレートタイプが良かったかもです。

分解

リフィルは一般的なパーカータイプ。
パーカータイプのリフィルは入手が容易なのでいいですよね。
互換もいれると結構種類もあり、選ぶ楽しさを味わえます。
そのうちゲルタイプに換装したいと思います。

良いボールペンですよ
まとめ
良いボールペンです。
安っぽさもなく、作りもしっかりしていて持ちやすい。

しかし34グラムと重めで、大量筆記はやや難しいですが
この手のボールペンはサインやメモ等が殆どだと思うので
それほど問題ではないかと思います。

それより旗から見て「ああ、良いボールペンだな」って思えるような
質感が有る事こそが、このボールペンの最大のアピールポイントで
あるかと思います。

AMEXさん粋なプレゼントありがとうございました。

メリークリスマス!!!


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2013年12月22日日曜日

シャチハタ 鯱旗印肉 書画落款用 50号 ( Shachihata In-Niku MNS-50 )

ペン以外の文具記事を書くのは初になります。

今後は機会があればノート等、他の文具の記事等も書いていこうと思います。

今回は朱肉です。ちょっとマニアック(笑)

練朱肉

実印、認印、銀行印・・・一般的にはこの3つは多くの方が所有していると思います。
(私の場合は個人事業主なので他にも何個かあります)

印鑑は象牙や銘木等拘ってる方が多いですが、意外と朱肉って拘ってる方は少ない
ですよね。

もちろん、私も印鑑は象牙の立派のものでしたが、朱肉は手元にある奴を特に
何の拘りもなく使用していました。

たまたま「趣味の文具箱 Vol27」 読んでおり、誌中に掲載されていた写真に
目が留まりました。

「印影を高める」という見出しで掲載されていたその朱肉は、「練り朱肉」という
タイプでシャチハタの高級朱肉。

写真に掲載された印影は深みがあり美しく、正に衝動買いです。

しかし大型文具店に行ってもなかなか取り扱いしている所がなく
結局通販で購入する等やや入手が難しかった。

立派な陶磁器

まず外観ですが、朱肉ケースは「幸兵衛窯」製の陶磁器で非常に立派で高級感があります。

幸兵衛窯は200年以上の歴史のある窯元であり、ミシュラン2つ星を獲得する程。
とはいえ、私は陶磁器には明るくない為、このケースの良し悪しについては書けません。

しかし、この立派な入れ物を開けて印を押す一連の行為に、どこか心地
よい精神的に引き締める効果がある事は事実です。


楽しい一時

・使用してみて
実印等で印鑑を押せればいいのですが、流石にそれはマズいので、同時に購入した
松島清光堂のハンコで試してみました。

2回~3回程、印肉に印をポンポンと当てると、印面が濃い朱色に包まれます。
非常に濃く、艶やか色で印面に印肉がついているかどうかが良くわかります。

印肉は錬り朱肉タイプなので普通のスポンジのような感触とは違いなんとも言えない
柔らかさがあります。

説明書に記載されていますが、柔らかいからといって強く押し込むと印肉が印面の
隙間に入り込み、キレイに印が押せなくなるので注意です。

住所印等長い印はヘラで印肉をすくい上げて使用するようです。


色合い比較


・一般的な朱肉との比較

私が今まで使用していた朱肉(MAXプレミオ)と鯱旗印肉との比較の写真です。
今まで気にしていなかったですがこうやって比較すると鯱旗印肉の色合いに
深みがある事が判りますね。

プレミオが朱色のインク然とした感じで紙の罫線が透けて見えます。
対して鯱旗のほうは濃く下の罫線が殆ど見えません。

実は普段使用している領収証や請求書で押印して比較したのですが
びっくりするほど書類に高級感がでました(笑)

いつも押している書類にこの鯱旗印肉を使用するとよく
差がわかると思います。是非お試しあれ!


手緘印の印影

封緘印


ついでに手緘印(封緘印)も押してみました。
手紙を閉じる際に使用する印鑑です。
仕事だと良く〆ってやりますよね?あれです。
西洋だと封蝋ですね。



封蝋と封緘印

最近は横書きが多く、手紙等も洋風な物が多いので〆は封蝋のほうが出番が多いかも
しれません。しかし和紙を使用した和風の手紙には封緘印で〆るとビシッ!として
格好良さそうです。

ちなみに私の妻からは「呪いみたい」って言われました・・・


楽しいので是非

まとめ
決して無くてもなんら困らない物ですが、美は細部に宿る物です。

年賀状、絵葉書、手紙、一筆箋・・・ 色々とありますが、自筆の文に
深みのある印影を残せば全体的にとても引き締まります。
立派な陶磁器の入れ物込みで3000円程度で購入できるので
非常に満足度の高い買い物でした。
今後も朱肉はこのシリーズを買い続けようと思います。


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2013年12月9日月曜日

三菱鉛筆 ジェットストリーム プライム 多機能ペン 3&1  (uni JetStream Prime SXE4-5000-07)

2013年10月15日
三菱鉛筆より、待望のジェットストリーム高級軸版が発売されました。


文虫も購入したので、記事にしてみようと思います。

ジェットストリームはこれまで、1,000円以下の比較的安価な価格帯での
ラインナップだったのですが、要望が強かった高級ラインの発売となりました。

ジェットストリームは今や、どこのオフィスにもゴロゴロある状況で
その書き味の良さは、もちろん文虫も知っているつもりです。

ジェットストリームプライム


ジェットストリーム プライムのラインナップとしては

① 3&1版 回転繰り出し式(5,250円)
② 3色版 ノック式(3,150円)

上記の2種。

軸色は
①ブラック、ピンク
(ボール径0.7mm)ブラック、ネイビー、ツートンブラック、シルバー
    (ボール径0.5mm)ライトピンク、ピンク、ブラックピンク

②の3色ノック版はカラーラインナップが豊富です。
私が購入したので①の3&1バージョンで、色は黒にしました。
(ピンクもラインナップしてますが随分とビビットなピンク)

まずは外観についてですが・・・
とにかく一番最初に目がいくのがクリップについているアレ

謎の玩具の宝石は必要?


これ・・・どーなんですかね?
個人的にはちょっと「なし」ですが。

たぶんこのブログを書いてなければなければ購入は見送ったでしょう。

ちゃんとしたデザイナーさんがプロダクトデザインをしているはずですが
本当に意図した通りの製品に仕上がっているのだろうか?

こんなつもりじゃなかった・・・

なんて思ってませんか?

マットな感触


ボディそのものの質感はなかなか良いと思います。
重量感のある金属ボディ(おそらく真鍮)、ブラスト処理したマットな質感が
高級感を演出しています。

オーバーラップ部


軸も前部が後部を包み込むような流線型のデザインで面白いです。

設計上、繰り出し機構部があるので、太くなりがちな部分を
外径を張り出させる事で、デザインとして上手く吸収していると思います。

全体として細身に見える工夫した事が推測できます。


繋ぎ目部分アップ


繫ぎ目も割ときっちりとしていて段差等は感じません。
しっかりした精度で芯出ししてからネジ切りもしている証拠ですね。

クリップ部アップ


クリップは5,000円クラスの物としてはちょっと残念。
プレス加工、謎の宝石装備、固定式・・・
うーん・・・

ゴムキャップ


キャップはなぜか穴付きで、中の消しゴムが見える仕様
それなりに丁寧な仕上げで問題ないけど、やや面白みにかけるかも?

通常分解


グリップ部をねじれば一般的な多機能ペン同様に分解できて、リフィルの交換が可能。
ちょっと残念なのは通常時、リフィルが発するカチャカチャ音が結構目立つ事。


リフィルについて

嬉しい4C規格のリフィル


リフィルについては、待望のジェットストリームの4C規格!
ジェットストリームファンにとっても4Cマルチペンユーザーにとっても
非常に素晴らしいニュースではないでしょうか?

これで好みの軸にジェットストリームが!

と思ったのですが、このリフィルちょっと細い・・・

手元にあったシャーボXプレミアムのリフィルと差し替えた所シャーボXに
ジェットストリームのリフィルではガバガバなんです。

逆にシャーボXのリフィルをジェットストリームプライムに挿そうとすると
キツくてはいりません。 根性で挿入は可能でしょうが、恐らく口金がバカに
なるのでやめたほうがいいです。

ちなみにステッドラーのアバンギャルドには問題なく装着できます。

マイクロメーターで計測しようと道具箱を漁るも、マイクロメーターが
行方不明・・・そのうち計測データーをちゃんと記載したいと思います。
(他のレビュワーさんが検証してるかも?)

互換性の問題はあっても、やはりジェットストリームの4C規格が誕生した事は嬉しいですね。


書き味について




書き味についてはあまり語る必用もないかと思いますが
ジェットストリームインクらしい滑らかで、鮮やかな発色です。
気持ちよく書けます。



ジェットストリームプライムとシャーボXを比較して

シャーボXプレミアムのブロンズオーカー(新たに購入)とジェットストリームプライム



シャーボX(SB23)とジェットストリームプライム


以前記事にしました国産マルチペン
シャーボXプレミアム(グラファイト)
シャーボX(カーボンフラッシュシルバー)
がライバルにあたるかと思います。

価格的には無印シャーボXが実質的なライバルだと思います。

この2本を比較してみると・・・
軸としての完成度はシャーボXに分があると感じました。
特にクリップまわりのデザインは別として、シャーボXは
スプリング機構なのに対し、こちらは固定式。

胸ポケットへの出し入れはシャーボXのほうが断然スムーズです。

音に関してもシャーボXに分があります。
筆記時やペンを置いたり、取ったりする際、ジェットストリームプライムは
一々チャラチャラとリフィルがぶつかる音がします。

それに対して
無印のシャーボXはほぼ無音に等しく、プレミアムに関しては完全に無音です。

小さな事かもしれませんが、シャーボXプレミアム等にはダンパーを
いれていたりと、細かな部分にも配慮して設計している事がここから窺えます。

もう一歩!



まとめ
もし私が5,000円前後でシャーボXかジェットストリームプライムを
選べと言われたらシャーボXを買うでしょう。

それくらいシャーボXのほうがマルチペンとしての完成度、成熟度が高い様に思えます。

クリップの宝石についてはデザインなので人の好みですが、文虫的には
謎の宝石をつけるくらいなら、スプリング機構を付けてほしいと感じます。

マーケティング的な視点からデザインを選択したのかも知れませんが
デザイン自体のベクトルも完成度もちょっとズレてる気がします。

同価格帯のデザインならLAMY 2000のマルチペンを選びます。

文虫にとって、ジェットストリームプライムは価格に対して
抱いた期待値を下回った結果となりました。

しかし、三菱鉛筆様のプレスリリースによると
「これから高級軸のニーズにも応えていく」
という方針をとったからにはきっと進化をしていくと思います。
今後の三菱鉛筆さんに期待です!

頑張れ!三菱鉛筆!


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2013年12月3日火曜日

パイロット ジャスタス95 (PILOT Justus95 FJ-3MR )

すっごい気になっていた万年筆、ジャスタス95
やっと購入したので早速記事にしました。


ジャスタス!


購入は店頭ではなく通販サイトで購入しました。
文虫は国産メーカーの品質管理の高さから国産万年筆は製品個体差が
少ないと感じており、最近はパイロットの樹脂軸等については通販で購入する機会が
増えています。

一方、文虫のささやかな貢献活動として、欲しい文具の在庫が店頭にある場合は、
なるべく店頭で買うようにしています。

店員さんとのやりとりや友人と一緒に店頭であーだこーだ言いながらの
ウインドウショッピングも文化だと思っているので・・・

さて本題。

パイロットから発売されたジャスタス95。
1979年に発売されたジャスタスの復刻版として2013年3月20日に発売。

95というのはPILOT設立95周年を意味している。

仕様も復刻するにあたって大きく変わっていて、実質フルモデルチェンジと言えます。

勿論ペン先の弾力を調整できるというコンセプトが中心にあり、そこは変わっていません。

私は旧ジャスタスを使用した事は無いのですが、このギミックに強い魅力を感じていました。
そして是非、このギミックを体験してみたいとの思いが募って購入に至りました。

選んだペン先はFM。

パイロットのペン先のFは細すぎると感じてのFM。



FMでも結構細いです
FMを選択したのは正解でした。

失礼ながら少々、ジャスタスをネタ万年筆という目線で見ていましたが、そんなことはなかった!
少なくとも私(文虫)にとってはとても使い勝手が良かった。

どう良いのかを書く前に、まず外観から見ていきたいと思います。


カスタム845(右)とジャスタス95(左)


サイズとしては手元にあった845と比較してもほぼ同じで、持った時の重さもほぼ同じ。
結構立派な外観です。デザインも同じベスト型ですがジャスタス95のほうが両端むかって
Rがかかっており、絞られたグラマラスな印象です。



オシャレクリップ


クリップの外観もカスタム系とは異なります。パイロットのカスタムシリーズといえば
クリップは金玉クリップですが、ジャスタスは写真の通り剣型。

ジャケットの胸ポケットに挿した際、金玉クリップだと「お父さん」感が凄いですが
こちらだとスマートな印象になります。

船来品の生地やデザインとも相性が良い。
日本的なモダンらしさではないでしょうか?

2重リング


キャップリングもカスタムシリーズのような2重リング。
製品名には高級ラインのように墨入れされています。 
JUSTUS95の文字が誇らしげですね。



ネットブラックの模様


キャップリングの写真でもわかるかと思いますが、このジャスタスはネットブラックという
装飾パターンが施されたタイプで、他にもストライプブラックというパターンが用意されています。

個人の好みですが遠めから見た際、ネットブラックのほうが精密感が感じられたので
ネットブラックを選択しました。

この装飾パターンですがエンジンターンという技法を使っているそうです。
元は航空機の外板なんかに施されていたもので、レシプロ機の外板に施されている
写真や映像を見たことがある方もいるのではないでしょうか?

最近でも色々な小物に施された物がありますが、文虫はどちらかというとトラックの
イメージがあります(笑) あと子供の頃見たビックリマンのキラカード!



特徴的なニブ


ジャスタスといえばこの特徴的なニブ。
ニブ上面のコントロールプレートが前後する事によってニブのしなりを制御
弾力に変化が生まれ、書き味に影響を与えます。

プレートが前にでれば書き味は硬くなり、後退すれば柔らかくなるというもの。


ではでは楽しみにしていた書き味について・・・

選んだのはFM

パイロットのFは、小さなメモ帳に漢字を記入するとかでない限り少々
細すぎると感じていました。

割と大柄なジャスタスを出先で小さなメモ帳に書き込む状況はややアンバランス
大半は机上での使用でしょうから、ノートや大きめのメモ帳に書く事が多いと踏んでの
FMという選択です。

もちろんFでもジャスタスの楽しさは得られるでしょうが、Fはやはりペンポイントのイリジウムが
小さすぎて、サリサリ感が強くなりがちです。また、いくらソフト側に振ってもフォルカンのような
柔らかさになるわけではない・・・

もし、Fで「しなり」を活用しようとすると、強めの筆圧が必要になり
Fのペンポイントだと細すぎて紙へのストレスが大きい気がしました。

よって文虫的には
・小さな漢字をぎっしり書くなら別途、細字万年筆を用意したほうが良いのでは?
・柔らかい書き味を楽しみたいなら別途ソフト系万年筆を用意したほうが良いのでは?

というのが第一印象。


試しに一番柔らかくした状態、中間、一番硬くした状態で書いてみました。


弾力の違いによる字の印象の変化

できるだけペンに加える筆圧を変えずに書いたつもりです。

・「ソフト」の状態はニブはしなり、くスリットが大きく開き、インクも潤沢に紙面にのります
ただいくらソフトといってもフォルカンのような柔らかさではありませんでした。
ちょっと想像してた柔らさではありません。
あくまで一般的な万年筆の中での「柔らかい」部類といった所。

・「中」は当然ながらソフトよりもやや硬くなります。
しかしなめらかさがあり、自然な筆記感が得られました。
良いですよ。

・「ハード」は更に硬いです。
しかしこれも言うほど硬くありません。スチールニブ
一歩手前といった具合。しかしイメージとして感覚と実際の書き出しのレスポンスは最も良い。

是非実際手にとって試してみて下さい。

書き味をハードにすれば、インクフローも絞られて意外と細字での筆記ができますし
ソフトに振ればインクフローも増大し、滑らかな筆記感と柔らかい弾力を存分に味わえます。

この使い分けは思った以上に便利で、プレートがインクフローの調整弁的な
役割こなすので、書く紙質に合わせてや柔らかくしたり、硬くしたり調節ができるのです!

たとえばヒゲが良く出る紙質の場合ハードにするとヒゲが抑える効果がありました。
万年筆向きの良質な紙の場合はソフトに振る事で、書く楽しさとインクの陰影を
満喫する事が出来るのです!

ペン先の弾力調整ギミックばかりに目がいってましたが、カバーできる紙質の幅が広い
という大きなメリットがあります!これは普段使いする万年筆としては心強い。

ありませんか?愛用の万年筆が出先で用意された紙を使用したら
悲惨な事になった経験。


ちょっと脱線

筆記感の捕らえ方について

実は万年筆の筆記感について思うところがあります。
私は学生時代、音響の勉強をした事があるのですが(映像音響処理技術者試験)
その中に音のADSRというものがありました。
それは一個の音には音の発生から消滅までに以下の要素

・Attack(立ち上がり)
・Decay(減衰)
・Sustain(減衰後の保持)
・Release(余韻)


という4つの要素があるのです。
このエンベロープは筆記感においても同じ事がいえるのではないかと感じています。

え?どうでも良い?


じゃ・・・じゃあ、これはまた別に機会に・・・



シンプルモダンなデザイン

上面から見たジャスタスのニブはなんともシンプルであり、またどこかフォーマルであり
モダンで素敵なデザインではないでしょうか?10号ニブという事もあって
派手過ぎないバランスのとれた迫力もあります。


分解


通常分解をした所です。
カートリッジとコンバーター両用タイプの一般的な構成。
ジャスタスにはCON-70が標準で付属しますのでインクがあれば直ぐに吸入して用できます。

インクははエーデルシュタインのタンザナイトを吸わせて書きました。
もちろんこの時点でメーカー保障外です(笑)

この万年筆ルールはなんとか進化しないかな?
車もメーカー純正のエンジンオイル使わなかったら保障外なんて事は
特別な車以外は言われない様に。

規格を設けて一定の規格(粘土やpH等々)をクリアしたインクであれば
社外であっても保障対象にしてあげるとか?

色々と大人の事情があるのでしょう。


最高の2本目

まとめ
この万年筆は買い。

ネタ万年筆なんかではないです。
もちろん個体差による不確定要素はあります。

定価31,500円と比較的高価ですが是非普段使いの万年筆として利用してみて下さい。

実用万年筆としては最高の部類かと思います。最初の一本目として買えば
「良い万年筆とはこういう事?」なんて国産メーカーの良さと、ニブの弾力の変化による
筆記感の違いを生活を通して体感する事ができるでしょう。

本命の万年筆は、それから選んでからでも遅くはないかと。

一目惚れして先に本命万年筆を買ってしまったなら、2本目として
ジャスタスを購入すれば、とても楽しい万年筆ライフになると思います。

幸せな万年筆ライフを!
文虫でした。


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